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■スコアブックとは
スコアブックとは試合の「記録簿」です。スコアブックには「打撃内容」や「守備内容」、「投球内容」など、試合で起こった全てのことを記入します。
もちろん、試合中に記入するわけですから、様々な記号を用いて簡潔に記入していく必要があります。これがスコアブックをつけたことのない皆さんに「スコアブックは難しいもの」という概念を植え付けてしまってるようです。 ここではそんなスコアブックをつけたことのない皆さんを対象として、スコアブックのつけ方を学んでいきたいと思います。 ■スコアブックは簡単さ
ここで学んでいく内容は、記入方法も必要最低限にまとめています。また、スコアブックは審判のジャッジに基づいて記入するだけですので、細かいルールを知らなくても何とかなってしまいます。
そして、充分にスコアブックが書けるようになりましたら、皆さんがそれぞれアレンジして自分達でわかりやすくつけていただいて結構です。実際、チームによって記入方法が違うことだってよくあります。 あまり難しく考えず、気楽にスコアをつけてみませんか? ■スコアブックのダウンロード
先ずはスコアブックの用紙を見てみてください。
下記「スコアブック用紙(PDF)をダウンロード」からスコアブックがダウンロードできますので、皆さんの練習に、そして試合にご活用ください。 ■試合結果や個人成績の集計をしよう!
スコアブックをつけられるようになったら、次は試合結果や個人成績を集計し、閲覧できるようにしたくなりますよね。そこで役に立つのが「野球チーム.JP」の試合結果・成績集計機能です。
「野球チーム.JP」では、打撃成績や投手成績、イニングごとの得失点に試合記事を書き加えた試合結果や、個人成績を集計して月間、シーズン成績を閲覧する機能が充実しています。 充実したコンテンツをチームへ提供したいチーム運営者様の、必ずお役に立つはずです。 まだ会員登録がお済でない方は以下のボタンからご登録(無料)ください。 また、会員登録がお済の方は、続けてチーム登録(無料)を行って、試合結果や個人成績を入力し「野球チーム.JP」を有効に活用してください。 ■コンテンツ
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○基 本
■試合前に記入すること
スコアブック上段には以下に挙げる例のように日付・天候・対戦チーム・先発オーダー・審判名などを記入する箇所がありますので、試合が始まる前に記入しておきましょう。
■守備位置と番号
スコアを記入する際には守備位置を番号で表します。
例えば、サードゴロをファーストに送球した場合は「5-3」のように記入しますので、番号と位置の関係をしっかり覚えましょう。 ■マスの利用
スコアブックのマスは4つに分けられていて、右下から反時計回りに1塁、2塁、3塁、本塁の順番になっています。中央のひし形の中には結果(アウトカウント、得点、残塁のいずれか)を記入します。
アウトカウントはローマ数字で記入します。
また、イニングが終了(3アウトチェンジ)したらマスの右下に斜線2本を記入しておくと便利です。前のイニングに誰で終わったか分かりやすくなりますので、イニングが終了したら必ず斜線を記入するようにしましょう。
得点(自責点と区別する場合もあります)や残塁は以下のように記入します。
■ボールカウント
マスの左側にボールカウント欄があり、以下のような記号を使って順に記入していきます。
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○打 撃
■三振
三振は四つに分け、「見逃し三振」「空振り三振」「スリーバント失敗」「振り逃げ」を区別して記入します。
■四死球
四球(フォアボール)は「B」と記入します。敬遠四球の場合は「B'」を使い、区別します。
また、死球(デットボール)は「DB」と記入します。 ■ゴロ
凡打の場合は、右下のマス(1塁)に野手の守備番号(ポジション)と打球の種類(ゴロ・フライ・ライナー)を記入します。
ゴロの場合は以下の例ようになります。 ※サードゴロをファーストに送球した場合は「5-3」のように記入することになりますが、送球については「守備」のページでも解説します。
※また、ゴロを捕った選手自らがベースを踏んだり、ベースカバーに入った野手に送球した場合は記入方法が変わってきます。「守備」のページでも解説していますが、Aが1塁、Bが2塁、Cが3塁、Hが本塁を表現します。
■フライ・飛球
ゴロと同様に、フライの場合も右下のマス(1塁)に以下の例のような記入をします。
ファウルフライの場合は「F」を加えて記入してください。 ■ライナー・直飛
ライナーもゴロとフライの場合と変わりはありません。以下の例のように記入してください。
■犠打・犠飛
同じゴロやフライでも、犠打や犠飛は区別して記入します。以下の例のように、野手を「□」で囲ったり、守備番号の横に「△」をつけたて区別します。
■ヒット(短打)
ヒットは「/」で表します。また、内野安打やバントヒット、テキサスヒット(ポテンヒット)と区別して記入します。
■ヒット(長打)
二塁打、三塁打、ホームランのような長打は「/」をそれぞれの塁まで伸ばして記入します。
■ヒット(まとめ)
ヒットは様々なバリエーションがあり、最初は難しく感じるかもしれません。ですが、ヒットは以下のように分類することができ、これらと守備番号を組み合わせて表現するだけですので、あまり難しく考えずに頑張ってください。
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○守 備
■送球
送球(ボールの移動)は「-」で守備番号をつなぎます。
例えば、ショートゴロをファーストに送球した場合は「6-3」となります。 ■ベースカバー
野手によるベースカバーが行われた場合は以下の例のように記入します。
なお、Aが1塁、Bが2塁、Cが3塁、Hが本塁を表現します。 ■エラー(失策)
エラーは「E」をエラーした野手の守備番号に記入します。
例えば、サードがファーストに送球したときにファーストがボールを取り損ねたら「5-3E」と記入します。 ■エラー(悪送球)
悪送球の場合は以下の例のように、送球が高い場合と低い場合で区別して記入します。
■フィルダースチョイス(野選)
野手がファーストに送球していれば打者走者をアウトにできたはずのところ、先行走者をアウトにしようとした結果、オールセーフにしてしまった場合をフィルダースチョイス(野選)といいます。
以下の例は、ランナー一塁の場面での送りバントをピッチャーが一塁ではなく二塁へ送球し、間に合わずオールセーフになったケースです。この場合、打球を処理した投手の後ろにフィールダースチョイスを表す「FC」を記入します。 ■ダブルプレー(併殺)
ダブルプレーは「DP」と記入します。以下の例は下の打者がセカンドゴロを打ち、二塁手→遊撃手→一塁手の順に転送されてダブルプレーとなった場合です。なお、トリプルプレーは「TP」と記入します。ちなみに、ダブルプレーでは打点はつきません。
■狭殺プレー
挟殺プレーの場合は、送球した野手すべてを記入し、最後に送球した野手にハイフンをつけます。以下の例は遊撃手→捕手→三塁手→投手→捕手→三塁手の順に転送された場合です。最後がタッチアウトなら「T.O」と記入し、送球者が暴投した場合は送球者にEをつけます。
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○投 球
■バッテリーエラー(暴投・捕逸)
バッテリーエラーは二種類、暴投(ワイルドピッチ)と捕逸(パスボール)で区別し、暴投を「WP」、捕逸を「PB」で記入します。
以下の例は、レフト前ヒットで出塁し、3番打者の打席でバッテリーエラーで進塁した場合です。なお、暴投、捕逸は記録上「失策」にカウントされません。 ■ボーク
走者がいるとボークは進塁となりますので、走者の進塁位置に「BK」と記入します。
■けん制死
けん制死はカタカナの「ケ」を記入します。
さらに、タッチアウトを表す「T.O」と併せて記入するとよいでしょう。 |
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○走 塁
■盗塁
盗塁が成功したときは「S」を記入し、失敗したときは「CS」を記入します。
なお、当該プレーが何番打者の打席で起こったのかを把握するために、打者番号に括弧をつけて表現します。 以下の例は、2番打者の打席で盗塁をした場合です。 ■進塁・走塁死
走者が進塁したときは該当のマスにその走者が進塁した経緯を必ず書き込みます。
以下に様々な例を挙げますので、頑張ってみてください。
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○その他
■妨害
打撃妨害はインターフェアランスの略で「IF」、守備妨害はイリーガルプレーの略の「IP」、走塁妨害はオブストラクションの略で「OB」と記入します。
下の例は左から、キャッチャーの打撃妨害、セカンドへの守備妨害、セカンドの走塁妨害という意味になります ※詳しい説明は「例1」のページで解説します。 打者自らが打った打球にあたった場合は、反則打球として「X」を記入します。 ■選手交代
選手の交代が行われた場合は、以下のように記入します。
ポイントは、攻撃側の交代を縦書き、守備側の交代を横書きにして、視覚的に分かりやすくすることです。 ■打者一巡したとき
同一イニング内で打者が一巡した場合は、イニング数を二重線で消し、新たなイニング数を記入して対応しましょう。
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○例1
■ケース1:複数走者が進塁
■ケース2:中継プレーによるタッチアウト
■ケース3:タッチアップ
■ケース4:悪送球
■ケース5:盗塁 + エラー
■ケース6:振り逃げ + 悪送球
■ケース7:併殺 + 進塁
■ケース8:打撃妨害
■ケース9:守備妨害
■ケース10:走塁妨害
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○例2
■ケース1:1回の攻撃
■ケース2:2回の攻撃
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